ボールねじ
修理・オーバーホール事例

軸とナットの分離の修復

  • 修理項目
    再組立て
  • 修理対象機器
    マシニングセンタ
  • 修理対象箇所
    刃物台移動用
  • サイズ
    φ32リード6ー800mm

BEFORE

当該設備はボールねじの組み込み時に軸とナットを一旦分離する必要がある設計でした。ユーザーで用意されたスリーブを使用されましたがうまくいかず、ボールが脱落してしまいました。

AFTER

無理にナットを軸に戻さなかったため、ネジ溝等に損傷はありませんでした。そのため、部品の交換は必要なく、そのまま利用可能であったので、以下の作業を行い修理しました。
①洗浄
②ボール再封入
③組付け用スリーブ製作
機械への組み込みの際のトラブルであったため、当社で機械への再組み込み用に扱いやすいスリーブを用意し、機械への組み込みを行いやすいようにいたしました。

ポイント・当社のサービス

不具合が生じた際には無理に加工継続せず、保全を行うことが大切です。無理にナットとボールの分離を戻そうとすると、ボールのつまりなどで循環部品が破損する恐れがあり、結果的に機会を操業停止しなければならなくなる可能性もあります。ボールねじに不具合が生じたら、まずは当社までお問い合わせください。

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